大阪府の災害発生時の際の医療体制


救急医療の体制については、先ほど述べた通りなります。
今回は引き続き、大阪府が準備を行っている災害発生時における医療体制の内容について、少しご紹介をしておきたいと思います。

大阪府は災害時の医療体制をこのように構築している


画像引用元:http://www.utihp.jp/activities-disaster-relief.html

今回掲載の内容に関しては、大阪府が公式に発表しております。
大阪府災害時医療救護活動マニュアル』より、医療体制に関しての内容を纏めさせて頂いております。

『大阪府災害時医療救護活動マニュアル』とは?

大規模な災害が発生した際に、災害に関する医療機関及び、関係する器官が協力を行い、迅速かつ適切な医療救護活動が行われるよう、あらかじめ基本的な指針として様々な内容を示している物です。
つまり、簡単に言えば”この内容に基づいて、災害時には活動を行います”というマニュアルですね。

大規模な地震、あるいは自然災害への対応として、府は幾つかの体制を整えています。
組織体制としては、下記の4つの組織を独立した形で設置しており、災害の状況に応じて連携をとるというスタイルをとっています。

  災害医療本部
  DMAT調整本部
  DMAT・SCU本部
  地域差以外医療本部

どこと連携するのか

  災害医療本部は医療救護全体の調整を行うべく、災害対策本部の下に設置されています。

  DMAT本部はDMATに関する指揮や関係機関等の調整を行うべく、設置されています。

  DMAT・SCU本部は、航空搬送拠点臨時医療施設にて、広域医療搬送や地域医療搬送の調整を行います。

  地域災害医療本部は、管内全域の地域医療救護に関して調整を行うため、保健所内に設置されています。

災害時の情報収集や発信については、医療対策課市町村及び府保健所災害医療機関災害拠点病院、これらが連携をとりながら、適切に情報を収集し、連携を取り合う体制が構築されています。
また、それらの情報に基づき、医療救護班の派遣が行われます。

大阪府では、他府県で大規模な自然災害や事故等が発生した際にも、対応するマニュアルを準備しており、いざという時にしっかりと備えています。
災害医療情報の収集から提供に関して、また、緊急医療班等の派遣に関しても、重症、重篤患者の受け入れに関しても、災害医療情報システム等を用いて調整するように指針が決められています。

マニュアルでは、災害発生時における府内の組織体制が明示されていることにより、比較的分かりやすい形に仕上がっています。
このマニュアルに関しては一般にも簡単にみられるようになっておりますので、ぜひ医師の皆様にもご一読いただければと思います。