大阪府の医療施設の規模と特徴について


医師の転職に関しては、都市部や地方によって人気や医師数に偏りがあり、転職を検討するとしても「エリアによってどういった違いがあるのか」ということを念頭に置いておかなければ、なかなか転職がうまくいかないといった状況が発生することがあります。
こういった事実に関しては、他の職種などと比較しても医療業界では顕著な傾向が出ているのではないでしょうか。

さて、そこで今回は関西における人気の都市大阪府に関して、様々な情報をお伝えしてまいりたいと思います。
初回となる今回は大阪の医師求人に関連する情報として、医療施設の規模や特徴等について、ご紹介してまいります。

大阪に設置されている医療施設の規模、特徴について

大阪府の医療施設等に関する情報まとめ

府内に設置されている一般診療所は、施設数自体が7821県であり、人口10万人あたりで換算すると、88.48という結果になっています。
全国平均が68.04という結果ですので、大阪府に関しては『全国平均よりも医療施設が充実している』とみることができるでしょう。
診療科目による分類で分けますと、やはり内科、外科、小児科の順で施設数が推移しておりますが、いずれも全国平均よりも多くの施設数があることが分かります。

では、病床数としてはどうなのかと言いますと、一般診療所病数は大阪府全体で2389であり、これは人口10万人当たりで換算すると27.03、全国平均が77.38であることを考えると、非常に少ない病床数であることが明らかです。
これに関しては、大阪という土地独特の事情があり、病床数を増やすことがなかなか難しいのではないかと思思われます。

大阪府の地域介護に関する情報まとめ

まず、全体の介護施設数は15990件であり、全国平均と比較すると1割強程度、多い数となっております。
ただ、訪問介護型施設は充実しているものの、通所型介護施設、入所型介護施設などに関しては全国と比較して弱い傾向がみられます。

上記のデータは全て大阪府が公表しております。
2017年時のものですが、データをまとめてみますと、人口が多いだけあり、基本的には医療に関する施設数自体は充実しているとみられます。

ただ、病床数の少なさなどを見る限りでは、患者さまを受け切れていないのではないか、というようにもみられます。

大阪府の医師数の現状と必要数

医師数の現状や必要数についてまとめ

医療施設や特徴に関する内容に続いて、今回は"医師の求人により直結してくる情報"をご紹介していきたいと思います。

このデータからは、現在の医師の数を調査した上、実際にどの程度の医師数が必要なのか、必要としている人数はどの程度なのか、といったものが読み解ける内容となっており、調査に関しては厚生労働省が病院等における必要医師数実態調査として、公式に発表しているものです。

このデータから出てくる数字は現実的なものであるので、大阪府内で医師募集案件を探すにあたり、市場の動向やニーズの変化などを読むためには、とても重要なものとなるのではないかと思われます。

医師数の現状及び必要数について

まず一つ、元となるデータそのものは、実際にどの程度医師がいて、不足しているのはどの程度か、必要な医師はどの程度なのか、そういった実態を把握するために調査されたものです。
医療機関から正式に提出されたものであることから、信頼できる情報である、ということを先にお伝えしておきたいと思います。

このデータによれば、調査の対象となったものは府内にある629施設です。
調査票の提出が行われた医療機関における、その時の医師数は全体で13008人、勤務形態別にわけますと、正規雇用されている医師が9838人短時間雇用とされている方が323人非常勤が2847人となっております。

総医師数からみた場合、短時間雇用医師の割合は2.5%と低い数値となっております。
また、女性医師は内2283人であり、全体の比率からみますと割合は17.6%という結果が出ています。

必要な医師数の状況

必要求人医師数は同時点においては982人であり、現医師数の1.08倍となっております。
また、調査時点では求人が行われていないものの、医療機関が必要と考えている必要”非”求人医師数を含めた必要医師数は1219人と大きく膨らみます。
なお、都道部県別必要医師数もわけられているのですが、大阪府は43位となっておりました。

診療科別の必要医師数について

最後にもう一つ。
圧倒的に内科、外科の数値が突出しており、この辺りの傾向に関しては大阪府も全国と同じ動きをしていることが分かります。

大阪府自体は、全国の中でも比較的医師の数は多い傾向があります。
とは言っても、やはり全体的には医師が不足している感は否めません。
局所的に集中する傾向が強いことから、都市圏を少し離れた郊外などでは現在も大きな不足が続いているという状況です。